アンテナコイルの製作
巻き線機を作ったので、アンテナコイルにチャレンジした。
密巻きだと、Φ２１、線径0.2mmだと、135pFのバリコンでは所定のインダクタンスを得るのが難しい。
分割巻きにしたのだが・・・・

分割巻き（密巻き）
実は密巻きで重ねると、自己共振が生まれて、しかもバンド内に落ちてくる。
先達はこのために、ハニカム巻きを考案したのだ。（なるほど）
１００回＋５０回　120pFとの共振で、573KHz。
自己共振は1123KHzと2.38MHz

分割巻き（密巻き）
５０回＋５０回＋５０回　120pFとの共振で、797KHz。
自己共振は2.286MHzと4.221MHz、5.41MHz

分割巻き（ランダム巻き）
５０回＋５０回＋５０回　120pFとの共振で、817KHz。（若干、インダクタンスが下がる）316uH
自己共振は3.86MHz
自己共振はこのくらいであれば、使えそう。
インダクタンスが足りない。

分割巻き（ランダム巻き）
７５回＋７５回　120pFとの共振で、680KHz。インダクタンスは457uH
自己共振は2.69MHz
自己共振はこのくらいであれば、使えそう。
インダクタンスが足りない。

分割巻き（ランダム巻き）
７５回＋７５回＋５０回　120pFとの共振で、593KHz。インダクタンスは609uH
自己共振は2.67MHz、3.57MHz

分割巻き（ランダム巻き）
７５回＋７５回＋７５回　120pFとの共振で、536KHz。インダクタンスは735.5uH
自己共振は2.19MHz、2.77MHz、3.421MHz
アンテナ側も７５T
135pFのポリバリコンでの同調範囲は511〜1791KHz。写真はポリバリコンで最小容量の時。
取りあえず、これを２球スーパーへ組み込むことにする。

できあがり
ランダム巻きなので、巻き線が不揃いだ。

取りあえず、組み込み
２球スパーに組み込んでみた。アンテナ側も７５T巻いたので、以前よりは感度が良いが、グリッドへ220pFで直結した方がさらに短い（1mくらい)でも感度が得られる。
トラッキング調整をやってみようと思っている。